救急隊員日誌

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191223救急隊員日誌(186)これがないと物語は始まらない

月刊消防 2019/11/1号 p69 救急隊員日誌 月に行きたい 「これがないと物語は始まらない」 SRTという急流河川における救助法を学ぶ研修会を受講した。SRTの“S”はswiftwaterを意味していて、増水した河川で要救助者が発生...
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191105救急隊員日誌(185)面白くなりそうな道を選んでみようか

月刊消防2019年10月号 p83 月に生きたい 「面白くなりそうな道を選んでみようか」  こいつに非番なんてあるのか?という救急隊員もいれば、最低限最小限をモットーに業務をこなす救急隊員もいるというスタイルは、私の知る限り全国共通だ。これ...
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191020救急隊員日誌(184)敗者には3つのパターンがある

月に行きたい   「敗者には3つのパターンがある。」    「これ、俺の宝物!」先輩救命士が緑色の救急救命士標準テキストを見せてくれた。          救急救命士標準テキストといえば、言わずと知れた救急救命士のバイブルだ。昔のテキストは...
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190826救急隊員日誌(183)改革とは挑戦である

月刊消防2019年8月1日号 p87 ペンネーム:月に行きたい 「改革とは挑戦である」  今年度から、働き方改革関連法が順次施行されている。その中に「年次有給休暇の確実な取得」がある。企業の大小に関わらず、4月から「年休」を最低5日間取得し...
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190802救急隊員日誌(182)コピーから進化へ。いいものはいい!

月刊消防2019年7月1日号 p87 ペンネーム:月に行きたい 「コピーから進化へ。いいものはいい!」 救急車に乗って早20年。いろんな現場に出動してきた。最初の出動はあるショッピングセンターの倉庫だった。足元に広がる血液を踏まないように避...
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190623救急隊員日誌(180)定時で帰ろう

ペンネーム 月に行きたい 月刊消防2019/6/1号 p71 定時で帰ろう 原題:「佐々木常夫さん曰く、労働に対する基準の欠如を感ずる」  読者の皆さんに聞きたい。ここ10年で仕事量は増えただろうか減っただろうか。 救急業務の高度化も相まっ...
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190430救急隊員日誌(179)「大好きなおばあちゃんとDNAR」

月刊消防2019年4月号p73 ペンネーム:月に行きたい 「大好きなおばあちゃんとDNAR*」 *DNAR:Do Not Attempt Resuscitation, 「蘇生しない」という患者の宣言もしくは医師の指示 「DNARだって知って...
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190403救急隊員日誌(178)「ビビるやつと、グイグイくるやつ」

月刊消防2019年3月号 ペンネーム:月に行きたい 「ビビるやつと、グイグイくるやつ」 |  2年くらい前だろうか、私は処置拡大2行為の講習を受けるために、消防学校で数日間寝泊まりした。心停止前の輸液とブドウ糖投与の認定を受けるために、県下...
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190207「敵」という発想はいらない

月刊消防2019年2月号p89 ペンネーム:月に行きたい 「敵」という発想はいらない  係長が電話越しに誰かと喧嘩をしている。受話器から漏れる声から察するに、電話の相手はおそらくあの人だ。常々係長は、あいつとは合わない、私の「敵」だと言って...
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181212救急隊員日誌(176)危うい救急隊とは

月刊消防2018/12月号 p73 「危うい救急隊とは」  救急隊に救急救命士が配置されるようになってから、救急隊の様相はすっかり変わってしまった。救急救命士の登場によって社会が受ける恩恵が高くなったのは間違いない。しかし一方で、救急隊とい...
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181110_救急隊員日誌(175)_「検証」と聞くと蕁麻疹が出る

月刊消防2018/11, p102 救急隊員日誌 作)ウルトラマン  「検証」という言葉は、民事訴訟や刑事訴訟に出てくる言葉のようで、裁判所か捜査機関が行うものとされている。 それだからだろうか私はこの「検証」という言葉がどうも好きになれな...
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181012目に止まりやすいのは所作仕草

月刊消防 2018/10/1 ペンネーム ウルトラマン ある病院の掲示板は、「応援する声」という題名で、広くスペースが確保されている。 掲示板の前には机と用紙があり、来院した誰もが自由に記載できるようになっている。掲示板には様々な利用者の声...
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180914部下たちに動かなくてもいい環境が与えられている

月刊消防 2018年9月号 救急隊員日誌 作)ウルトラマン 彼は小さな体で小さな自転車を起こしていた。 涙なのか汗なのかはわからない。顔を小さな手で拭いながら漕ぎ出す様子を見ると、こちらまで泣けてきてしまう。補助輪なしというハードルは、保育...
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あなたが組織をダメにしている

月刊消防2018/8、p102  職場にこんな人はいないだろうか。 何年も前の救助大会の好成績を盾に威張っている人。救急救命士養成校で成績が上位だったからといって、自分が全て正しいと勘違いしている人。今回は、『今まで何をやったか』は時に行き...
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180716積読よ、さらば

月刊消防2018/7月号 救急隊員日誌171 作:ウルトラマン 「積読よ、さらば」 机に据えられたインクジェットプリンタの半分くらいの高さまで平積みされているのは、病院前救護や消防科学研究所に関連する論文たちだ。最近よく印刷しているのは脳卒...
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