長時間の搬送では顔を横に向けよう
長時間の搬送ではマスクを持つ手が疲れてしまう。手の疲労を減らし有効な換気を長時間続けるためには患者の顔を横に向けたほうがいい。
マスクを当てるのは同様である。まず下顎角を確認して小指で顎を引き上げる。
それからマスクを添える。
患者の顔を正面に向けた場合には、マスクを持つ手首が反り返ってしまい、疲労の原因となる。
患者の顔を横にすると手首の反り返りがなくなり、長時間のマスク持ちでも疲労は少なくなる。また、顔を横にすることによって舌根が持ち上がり気道確保も容易になる。
この方法は頚髄損傷が疑われる患者には使用できないので注意してほしい。
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07.5.13/11:29 AM
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