110315救急現場のバイオメカニクス-身体に負担をかけない搬送方法

 
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110315救急現場のバイオメカニクス-身体に負担をかけない搬送方法

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110315救急現場のバイオメカニクス-身体に負担をかけない搬送方法

評者)子だくさん


救急現場のバイオメカニクス-身体に負担をかけない搬送方法

編:張替 喜世一, 土井 龍雄
発行所 荘道社
値段 ¥1995
星5点満点 :★★★☆☆3点

 腰痛で悩む救急隊員は多い。この本では腰を傷めず少ない力で傷病者を運ぶためにはどうすればいいか、いくつもの現場を想定して実際の搬送方法を解説している。

 バイオメカニクスとは介護の世界では少ない力で要介護者を移動させることをいう。救急現場にあっては少ない隊員が狭い搬送経路で重い傷病者を運ばなければならない。介護と救急現場は一致するのである。

 布担架やストレッチャーの扱い、狭い階段の踊場での方向転換など、そのまま使える(注意すべき)方法が載っている。巻末には体のパーツごとの鍛え方も載っているので救助隊員にも役立ちそうだ。

 ただ内容は先輩にいつも注意されていることが中心である。バイオメカニクスと名付けるのだったら、介護で使う傷病者の体交のしかたや車椅子の載せ方なども載っていれば、さらにいいものになっただろう。

OPS評:消防学校で習いそうな内容。新しい発見はありません。
何で介護を取り上げなかったのだろう。「外傷アプローチ改定版」でも取り上げているのに。


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11.9.19/0:24 PM

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