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040307阿部陽太郎:最北のJPTECインスト
挿管実習のために旭川医大に来ました
第一病理医局にて
2006-10-10 tue 13:21
まあ座って座って
iBook14inchでインターネットをする阿部陽太郎。下に書くように無線LANの電波はどこでも拾える
今まで挿管実習の人たちは通いだったのですが、阿部陽太郎の前の羽幌の救命士さんから旭川宿泊の人も出てくるようになりました。宿泊となると宿の手配から食事の心配までいろいろ出てきます。
以下、阿部陽太郎(稚内)と話していて思ったこと。
宿について
・今までの挿管実習は4-6週間かかっています。普通5週間くらい。
・羽幌の救命士さんと阿部はレオパレスを借りました。宣伝ではすぐ生活できるようなこと言っていますが、実際にはテレビと冷蔵庫と電子レンジとクッキングヒーターと洗濯機があるだけで、それ以外、鍋、釜、食器、掃除器などは全部そろえなくてはなりません。また駐車代や部屋の消毒代、鍵の付け替え費用などで結局インターネットでみる初期料金の1.5倍は取られるようです。計算すると1泊4000円程度にもなります。
・レオパレスで一番便利のいいのは神楽岡6条5丁目の物件でしょう。医大まで歩いても通えますし、バス停も目の前です。定食屋さんもスーパーもコンビニもツルハもすぐ近くにあります。
・平日限定でビジネスホテルを借りるよりレオパレスは値段は高くつきます。土日に荷物をどけなければなりませんが、ホテルなら朝食も700円から1000円で食べられますし、毎日部屋を掃除してくれます。実習が早く終われば宿泊キャンセルも可能で、その点もレオパレスより有利です。
・一番いいのは医大近くにいっぱいある下宿屋さんかなと私は思います。食事の心配もしなくていいし。短期下宿をやっているところが結構あるので、いろいろ問い合わせるといいでしょう。インターネットタウンページで「業種名:下宿」「地域:旭川市」とするといっぱい出てきます。
・インターネットについては、今は下宿でもネットのあるところは多いですし、それよりも旭川市住宅街ならセキュリティのかかっていない無線LANがどこからでも捕まえられます。
実習について(聞きかじりですので詳しくは実習スタッフに聞いて下さい)
・挿管実習の性格上、拘束されるのは準備から挿管までと、患者さんから同意を貰うときだけで、あとは基本的に自由時間です。
・同意を貰うまで、もしくは何か仕事があるまではPHSを持たされて、学内にいるように言われます。
・それら空いた時間をどう使うか考えておいたらいいでしょう。
・PHSは大学の南端(病院と反対側)の看護学科以外は通じます。
旭川医大の設備について
・インターネットの電波はどこでも飛んでいます(病院は知らないけど、研究棟や図書館、講義室などでは)。誰でも入れるようになっています。実習中はノートパソコンは必須です。無線LANを使えるようにしておきましょう
・図書館も誰でも入れます。時間のある時には図書館で本をめくりつつ、飽きたらインターネットというのが最も勧められる暮らし方です。宿に帰ったら勉強しないでしょ
・食堂は病院と大学学部にあります。時間は学部が10:00-17:00、病院は11:00-19:00まで。どちらでも食べられます。値段は学部のほうが少し安い。定食は学部のほうが安くて充実しています。品数は同じくらい。
阿部陽太郎が旭川リハビリ病院に見学に来ました
2004-12-29 wed 10:10
↑何もしていかなかったけど得るものはあったようです
奥さんの千尋さんが大学にと用意した六花亭のシフォンケーキ
↑手術で空腹になったので食べてしまった。
二人で。
↑これから稚内に帰ります。気をつけて。
H2 稚内地区消防事務組合消防署 消防士
H11.11 救命士合格
JPTECインストのとっかかりはメーリングリストでタスクをしてほしいと言ってきたことです。右も左も分からなかったのですが、勉強という意味で飛び込んでみようかと思いました。旭川でやった時ですから、2年前の2月くらいかと思うのですけど、とにかく外傷セミナーの始まりの頃ですね。まだ北海道にはインストラクターが数人しかいなかった時です。
JPTEC旭川
タスクとして参加して、それから1月に旭川で勉強会があって、初めてお手伝いとして参加して、その年の5月にプロバイダーコースが札幌であって、そこでプロバイダーになりました。
それから10月にはインストラクターコースがあったので受講しました。まだ消防関係には外傷学が余り知られていなかったのと、地域的に旭川以北では自分しか受講希望者がいなかったので、受講者に選ばれました。そこでプレ・インストラクターの資格を取って、去年2月の旭川の外傷セミナーでインスト合格となりました。
インストラクターとしての仕事は去年の紋別が初めてです。2回目がこの2月の旭川、3回目が今度の帯広になります。妻は「いっぱい行っている」とさっき言っていましたが、そんなに行っていないんですよ。
妻にすれば消防の勉強、学会やちょっとした勉強会や外傷セミナーは「家にいない」ことは同じなので、いっつも外傷関係だと思っているようですがそれは違います。(キッパリ)
インストになってみてですか。学ぶことが多いです。
人とのコミニュケーション。限られた時間の中で正確に最大限伝えるないといけない。しっかり喋らなければならないけど、でも喋りすぎてもいけない。人前で話すことは難しいですね。
それと、常に新しい知識を吸収しないとならない。BTLSが昔からあって、PTCJができて、すぐJPTECと、外傷学は急速に進歩している状態なので、セミナーの間隔を開けてしまうと、インストであってもついていくことが精一杯になってしまいそうです。
今いる地域に普及させることも大切な仕事です。でもこれはなかなか進まなくて、ジレンマを感じます。こういうプログラムは隊長以下すべての救急隊員が理解して初めて救命につながるのだと思うのですが、それがなかなか難しい。若い人たちは共通の理解を持っているので、どうやれば上の人たちとも同じ認識を持てるか、いろいろ考えています。
良かったこと。そうですね。
いろんな人と知り合えたことが一番です。消防はもちろん、いろんなお医者さんもいますし、救急隊以外の人と知り合いになれたことは良かったと思います。
それに、外傷プログラムとはいいながらも、他の救急活動にも共通するところがあるので、そういう意味では外傷以外でも役に立ちます
勉強もしないといけません。今までより強く意識しています。
さっきも言ったように、現場でみんなで実践したいので、地域的な部分、地元も含めて道北で普及を図っていくつもりです。JPTEC北海道の上層部からは、「次は道北でセミナーを開催したい」とプレッシャーをかけられています。ターゲットになっているんですよ。「旭川以北でやろう」「稚内でやろう」って。
ほんとは今年と言われたのですけど、さすがに断りました。自分がコースにほとんどでていないので、開催するノウハウがありませんから。今年いろいろ参加させてもらって、来年には開催できればと思っています。
ここ稚内地区での普及は、自分一人じゃどうにもならないので、石村幸救命士や救助の指導的な立場の先輩に受講してもらいました。これが今度の春の救急隊員部会の演題になります。
救助の先輩が受けたあとに変わったなと思うのが、救助隊の人たちの意識です。皆が皆そうではないにしても、レスキューといえば車から出すことが一番、出したとたん「じゃあここからは救急隊」だったのが、今は安全管理や救急隊のサポートをするなど、共通の認識を持ってくれています。お互いに連携も取れるようになってきました。
それと今回旭川でやる時に、救急係長の救命士を捕まえて受講してもらいました。普及の進み具合としては遅々としたものですが、仲間を増やすことが大切と考えて活動しています。
豊富にも2人プロバイダーがいますし、今年は猿払でも頑張る人がでできているみたいなので、稚内を越えて組合各署に広まってきているようです。OPSも自分が行かなくても他の人が行くようになり、個人個人が頑張ってくるようになってきました。
さっき妻がいろいろ言ってましたけど、稚内にいるので場所のハンディはあります。でもそれはしょうがないので、行けるものはできるだけ行こうと思っています。
バスケットの選手もやっていました。バスケットの審判もしています。審判の方は公式戦の審判の資格を持つ人が少ないので、大会になると出ないといけません。選手の方は…控えています…
自分としては、まあ、家にいる時には手一杯子供の面倒を見て、家事手伝いもやって、そうして「行かせてほしい」と言っているんですけど…
満足してくれることはないのかなあ。
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06.10.13/3:04 PM
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