OPSインタビュー阿部千尋:JPTECインストラクターの妻として
あれ、そんなにJPTECに行ってないの?バスケットと間違えているのかもしれない。最近なら、旭川でしょ、帯広。倶知安は行くんだっけ?一回行ったら2〜3日は帰ってこないんですよ。それに主人は外傷のほかにバスケットもやっているし、バスケットは審判なんですけど、ちょくちょく家を留守にしますよ。バスケットについては大会が秋口が多いので、秋はいろいろ重なって全然家に居ません。
バスケットと仕事と救急の講習とか学会とか言って、あっちこっちに出掛けては2泊とか3泊とかしてますよ。旭川だって最低2泊しています。これだけ外に出られるとね、「今日はどういう用事で行くの」「今日はどこに泊まるの」なんて、聞かなくなりますよ。またかって。
JPTECのテキストを見たのは最近なんですよ。JPTECと言えるようになったのも最近です。でも、JPTECに関してはおおらかな気持ちになれるような気がします。これから大切な分野になっていくのは私にも解りますし、JPTECについてはこれからもやっていってほしいなと思います。
旦那さんは今は教える側になっているみたいです。私の帯広の友人もJPTECセミナーを受けていて、旦那さんがインストラクターとして同じ会場にいるみたいなので、ちょっと嬉しいですね。
お互い仕事をしているんで、なかなか時間が合わないんですよ。休みの日が2人一緒になったって、まるっきり一緒にいられる日なんてありません。
今手術室で働いているんですけど、夜勤が月に3日入っていて、その日を旦那さんと調整して申請するんです。夜勤が入っていなくたってポケベル待機の土日だってありますし、そういう勤務を旦那と示し合わせて勤務表を提出しています。
私が仕事を辞めればいいのでしょうけど、辞めたらやめたできっとまた自分は文句言うんだろうなあと思っています。何をやっても文句を言われるんだから、うちの旦那さんも大変だと思います。
自分のことで精一杯なんです。子供のことも仕事のことも。
いろいろ夫と話がしたいんですよ。でも時間もないし余裕もないんです。たまに夫がパソコンでJPTECセミナーとかバスケットの分担表とか作っているみたいなんですけど、見たって全然分からないし、いったい何やっているのかしらという感じです。なにかね、お互いのことわかっていないみたい。
主人はJPTECとか学会とかで、やれ札幌だ旭川だっていって、家を離れて違う空気を吸えるわけでしょう。こっちとしては「あんたいいわね」ということになるんですよ。今は子供が小さいですし、帯広から稚内に移って産休に入って、産休が明けたと思ったら今度は手術室でまた一から勉強し直しです。どこも行けません。私も機会があったら音更に帰って買い物したり友達と飲みに行ったりしたいです。でも子供から離れられないし、仕事もしているんで。男はいいなあって思いますよ。
そりゃ24時間勤務で疲れて帰ってきているのは分かります。でも帰ってくればいろいろやってくれることを期待してしまう。もともとよくやってくれる人ですから。いないよりもいた方がいいんです。よく「消防?ずっといなくていいねえ」なんて言う人もいますが、私はそうは思いません。
家には居てほしいですよ。家に入れくれればゴミを出したり陽斗の面倒を見たりしてくれるし、私も働いているので当てにすることが多いので。稚内は知らない土地で、市立病院だってナースステーションは2つ目です。つき合う範囲も広くありません。話し相手としてだけでも旦那さんに求めることはいっぱいあるんです。いつも家にいてほしいと思います。
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