100317救急救命スタッフのための小児ITLS
評者)子だくさん
翻訳:ITLS日本支部
メディカ出版
¥3785
★★★★☆4点
子供の外傷標準化プログラムについて書いた本です。外傷についての小児の特性や小児で用いる独特の資器材についても紹介されています。しかしこの本は外傷にとどまらず、子供とのコミュニケーションの取り方、親からどう情報を得るか、親をどう味方につけるか、虐待をどう見極めるかなど、外傷以外にも十分応用できる内容となっています。ポイントごとに理解を促すために写真が配置され、症例も掲載されています。
難を言えば、印象を柔らかくするためか文字と写真の色が薄く、年齢と条件によっては読むのが苦痛になります。またアメリカで出版された本の訳本であり、救急隊から医師までを対象としているため、日本の救急隊には不要な項目もあります。
小児を苦手とする人は多いと思います。この本は全くの初心者からセミナー受講者、イントラクターまで勧められる本です。
興部進歩の会OPS | 病院前救護・救急医療勉強会 おこっぺしんぽのかい オーピーエス
10.3.17/9:17 PM
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