2002/02/22(Vol.98)号「腰の痛み(4)」

 
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2002/02/22(Vol.98)号「腰の痛み(4)」

2002/02/22(Vol.98)号「腰の痛み(4)」

皆さんこんばんは。私は置戸で雪に埋もれていました。

硲智幸さん、今井睦さん、雑誌掲載おめでとうございました。私は協力はしましたが、本人の努力なしでは論文は全国紙に掲載はされません。田舎であってもやる気さえあれば全国に通用することが証明されました。

腰痛の話4

ばい菌がつく症例は糖尿病を持っている人がほとんどです。何もしなくてもばい菌が腰骨に付き、腰痛が始まります。症状はひどい腰の痛みと発熱、背中を叩くとものすごく痛がるなどで、ひどくなるとこれも足が動かなくなります。たまに全く腰が痛くなくて、足に力が入らないことで気がつくこともあります。幸い、私が初診でこのような患者を見たことはありません。すべて整形外科からの手術の依頼です。腰が痛いだけなら抗生物質を大量に点滴すれば治る見込みがありますが、足が変になるようならすぐ整形外科に送って手術して腰の膿を取り除かなければなりません。どんなに急いで取り除いても、足が元に戻らない症例も多くあります。

食生活が豊かになって肥満が増え、糖尿病を患う人はいっぱいいます。糖尿病は自覚症状が無いまま長く経過しますので、特に働いている男性は甘く見ることが多いようです。急に足が動かなくならないよう、普段から摂生を心がけ、医師や管理栄養士の指示にはよく従って下さい。

玉川 進(たまかわ すすむ)旭川医科大学第一病理学講座

玉川 進(たまかわ すすむ)

旭川医科大学第一病理学講座


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