保健婦の仕事
興部町保健婦長
遠山かおる
「遠山です。興部町の保健婦をしております。」
保健婦のやっている仕事
- 保健婦はどの町にもいる。
- 仕事はお誕生から老人になって死亡するまで、この中の何時でもお会いするものである。
人間は二通りに分かれる
- 一応健康という方
- とても健康な人
- 一見健康そうな方
- ちょっと心配な方
- 閉じこもりの老人
- 健康管理・福祉サービスが必要な方
- 身体障害(発達障害)
- 疾病
- 難病
- 運動機能障害
- 精神障害
- 寝たきり
一応健康という方に対して
- 赤ちゃん訪問
- 乳幼児健診
- 遊びのサークル
- 最近は遊びが少なくなってきているので
- 子育てをどうしたら良いのか
- 各種癌検診と結果説明
- 地区での健康相談
- 家庭訪問
- ちょっと心配な人に対して行う
数年前までは「健康管理・福祉サービスが必要な方」に重点を置いて活動していたが、介護保険の開始によって役割が移ったものが多い
患者会の援助・家庭訪問は現在でも保健婦の仕事
難病・運動機能障害・寝たきりは介護サービスの対象となったため、保健センターではそれらの一部、訪問している人の情報は把握しているが全部は分からない。それらは在宅介護支援センターで扱う
- どういう人がいるのか
- どういう状態か
ちょっと具合は悪いが救急車を呼ぶほどのことではないという患者を対象に町による病院への移送サービスも始まった
- 寝たきり
- 車イス
- これまで興部町では10件の事例がある
指導や教育ではなく、今の健康が維持できること、これ以上悪くならないこと、少しでも改善できることを心がけて仕事をしている
質疑応答
Q:保健婦に救急車の同乗を要請することは可能か
A:可能である。
本人は当然のこと、家族の対応が難しい場合や心配な場合、また、運ばれたあとの対応も行う。
以前に出産開始に出くわし救急車を呼んだことがある。
Q:救急車同乗の要請はどの自治体でも可能なのか
A:可能である。
ただし、正式に規則で決まったことではなく、現場の状況により保健婦が判断することである。
Q:救急車を呼ぶ可能性がある住民の情報を事前に救急隊が知ることは可能か
A:可能性が高い事例については保健婦側からすでに知らせている
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