051113早来JPTEC終了後

 
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前日 ドクターヘリ 終了後 JPTEC本部への注文


これから6時間かけて帰ります

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これから6時間かけて帰ります

合宿の成果もなく疲れました

2005-11-13 sun 21:21

プレインストの評価を待っているところ。作田俊博(余市)内藤洋子(市立千歳)幕田ゆき(市立千歳)野呂麻由美(市立千歳)

↑こんなことやって遊んでいたのですが

結果はインストになれず。次回へ持ち越し(モチベーションが続いていればの話)

炭谷貴博(中頓別)もインストになれず。一緒に勉強した塩田晃久(下川)も筆記試験で落ちました。

仕方ない。帰るか。

↑怪しいポロシャツを着て岩見沢のビクトリアステーションで夕食。

歌登は大雪でした

↑良く無事に帰れたものです。

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今回いただいたご意見について(11/24)

この「051113早来JPTEC終了後」のページは連日300人程度が訪れて下さいました。JPTECへの関心の高さを示しているものと思います。私に対する個人メールも来なくなったので、ここでまとめさせていただきます。前半には提言を、後半は自分の意見をまとめました。なお、

  • メールの差出人は北海道以外からも多く頂いていること
  • JPTEC北海道への批判ではなく、JPTEC本部への提言であること

を最初に断っておきます。コースの設定、筆記試験、実技試験など、JPTEC本部が管理しているものだからです。


提言

私の基本的な考え

  • JPTECは合理的な手技の集合体でありもっと広まって欲しい
  • しかし受講者に高いハードルを課す今の方法には疑問を感じる

何を訴え何を求めるか

  • 訴えたいこと:現状だと先細りになる
  • 何を求めるか:プロバイダーコースが受けやすくなる、またプレインストが納得してインストになれる環境を求める

JPTECコース改善案:私は今すぐB-1、来年にはB-2になって欲しいと思っています

A.今のままでいい

  • 変える必要がないと考えておられる方も多いことが、今回のページをめぐる討論で分かりました

B.変えた方がいいい

B-1 枠組みは今のまま内容をいじる

1)筆記試験の変更
2)プレインスト評価基準の明確化
3)インスト再教育制度

1)筆記試験の変更

 以前の○×なら最低でも50点は取れます。現在の五択なら20点。しかし優良可不可の基準は変わっていない。

  • ○×式に戻す
  • 優良可不可の基準を下げる
  • コースの中に筆記試験対策用の座学の時間を設ける

 ↑免停講習だって直前の座学をまじめに受けていれば合格点をもらえて免停期間が短縮されます。

2)プレインスト評価基準の明確化

 コース最初に一応は説明されるのですが、どこのコースでも同じなのでしょうか。最後の講評を額面通りに受け取ると、私はあと3回プレ評価を受けなければインストにはなれないようです。

3)インスト再教育制度

 できる受講生はインストの値踏みをし、なめてかかっています。基本手技から病態に対する理解まで、受講者になめられない知識は必要でしょう。
入り口を狭くしてインストの質を上げようとするのなら、それより今いるインストに対してスキルや知識をきちっとフォローするほうが受講者への利益じゃないのかと思います。たとえセミナーではプレが最前線に立っていても、プレを導くのはインストなのです。

 

B-2 枠組みから変える

1)プロバイダーコース
2)インストラクターコース
3)現在プレインストが厳しく指導される「教え方」について

1)プロバイダーコース

プロバイダーコースはプロバイダーの養成を目的としたものにする。コース最後に実地、筆記ともに簡単なテストを行うが、それはセミナーの到達度を自覚させる材料にする。筆記については解答/解説の時間も設ける。

2)インストラクターコース

インストコースはインスト昇格コースと位置づけ、高度な実地・学科試験を課す。合格すればインストとする。受講資格はプロバイダーなら誰でも可能とする。

3)現在プレインストが厳しく指導される「教え方」について

現在インスト昇格の要件としている「教え方」は今のインストコースを受けてもやってみないと分からないし、実地テスト時の天の声などは教わってもいない。これらはインストとして経験を積んでいくうちに自ずと、もしくは先輩インストから指導されて会得していくものだと思う。

提言 以上


問題提起(11/17)

閉会式が終わってロビーを見ると、歓談しているのはインストラクターのみ、受講生とプレインストラクターは挨拶もそこそこに青白い顔をしてそそくさと帰ってしまう。これが今のプロバイダーコースの現実です。これでコースが成功したと言えるのでしょうか。

私が考える問題は以下の5点です

1)JPTECガイドライン本の難解さ
2)筆記試験の難しさ
3)プレテストは無意味
4)プレインスト評価の厳しさ
5)インスト間の格差

1)JPTECガイドライン本の難解さ

 あれは医学書であって一般の救急隊員が読むものではありません。ついていけるのは医者とせいぜい救命士の一部でしょう。標準課程の救急隊員や看護婦は医学用語をさらうことすら無理です。以前の「プレホスピタル外傷学」も内容は似ていましたが読む人を引きつける迫力がありました。
JPTECは誰を相手にしているのでしょうか。現場で外傷患者に接する標準課程の隊員にこそJPTECを浸透させるべきではないでしょうか。本の視点は間違っています。

2)筆記試験の難しさ

 10月の筆記試験変更前の北海道内でのIP取得者は平均47%*に対して試験変更後は平均18%**。試験変更後のIP取得者は医者と救命士。標準課程と看護婦はほとんどいません。
形式は5択50問。医師国家試験や救命士国家試験と同じ(正解はabc,abd…)。単純に考えて最初の設問も含めて300行を1時間で読むことになります。12秒で1行を読む計算。この文章を読んでいる世話人の方、今問題を渡されて合格できますか。
問題は枝葉の先を読むようなもので、「幹が大切」と言っている方々の言葉が虚しくなります。PTD撲滅には理解していなくてはならない病態、TAFなXXXとLoad and Goの適応さえ分かっていれば現場では問題ないはずです。
受講生曰く「急いでいる現場であそこまで知っている必要があるんですかね?L&Gの意義を考え直してしまいます」

3)プレテストは無意味

 プレテストは○×です。形式からして違うのです。問題も本試験と関係ありません。やる必要はありません。時間の無駄です。

4)プレインスト評価の厳しさ

 早来では12人いたプレインスト評価希望で実際にインストに昇格したのはたった1人でした。私の場合は不徳の致すところとしても、厳しすぎないでしょうか。

5)インスト間の格差

 同じインスト資格者でも指導力と知識の差がすごく大きい。これについては過去から言われていることです。今回の早来では私は教える側だったので他の人のことは分かりません。しかし全く違ったことを教えていたという話も聞きました。

このため現状は

1))受講生の評価を決めるのはセミナー本体ではなく事前のペーパー対策
2)二度と受けたくない
3)将来は指導者不足へ

1)受講生の評価を決めるのはセミナー本体ではなく事前のペーパー対策

 「質の担保」と世話人はよく言いますが、しかし、考えてみて下さい。セミナーの6時間は受講生の評価には結びついて来ません。「これまで習った成果を存分に発揮」したってIPなど取れず、下手したら再試験が待っています。つまり、どれだけペーパーテスト対策をしてくるかで受講生の評価が決まるのです。だったらいっそ、朝の受付直後に筆記試験をやって、出来のいい人はそのままIP付けて帰したらどうでしょうか。

2)二度と受けたくない

 何人かの受講生から「もう二度と受けたくない」と聞いています。
現在のこの敷居の高さは、JPTECを嫌いになるには十分なパワーを持っています。「あんた筆記の点数ひどいよ、再試だ」と言われて、それでもJPTECを職場に取り入れよう、職場に広めようと思う人はどれくらいいるでしょう。
職場の体質に穴をあけようと意気込んできた若い救急隊員、これを取り入れれば今までの失敗も無駄にならないと考えた係長。そして誰より救急隊との共通言語に希望を抱いた救急外来の看護婦さん。それらの方々は今回の結果を受けてどう思ったでしょうか。
正直を言えば私も旭川に帰る車の中で「もうJPTECはやめよう」と考えていました。現在でもその気持ちはなくなったとは言えません。JPTECは私の本職には関係ありません。

3)将来は指導者不足へ

 IP取得の難しさ、プレインストからインストへの昇格の厳しさを考え合わせると、JPTECの指導層はどんどん先細りになって、今よりもっと少人数に多大な負担をかけるようになるのではと恐れます。

受講生100人
↓ (合格率20%)
IP合格20人
↓ (インストコース受講率50%)
インストコース受講10人
↓ (インスト挑戦80%)
プレインスト評価8人
↓ (インスト合格率10%)
インスト誕生1人

すごいですね。100人受講してインスト1人ですよ

 

終わりに

筆記試験が変わってから、セミナーが楽しかったという話はほとんど聞かなくなりました。受講生の努力が認められず充実感もないのなら、この先JPTECの普及は期待できません。特に、上から命令が来る消防と異なり、病院内では絶望的です。
ここまで敷居を上げてもびくともしないほどJPTECは普及したのでしょうか。普及したのはバックボードだけなのでは? 地方で救急隊に接しているとJPTECのJの字もないような事例にぶつかります。JPTECは普及と実践が大切のはずなのに、今の制度は挫くのが目的になったと思われてなりません。

私のような下々が吠えても仕方ないのかも知れませんが、お上では分からないこともあると思い書かせていただきました。

*2005年5月から9月まで(16人/24人、19/35、11/24、13/24、14/23、13/24)
**2005年10月以降(3人/24人、3/24、0/24、9/28、6/24)


いろいろな意見に対する私の意見

高名な世話人の方からメールをいただきました(11/19)

  • 筆記試験については、以前の問題のときとは違い、適切な問題か、難易度なども、JPTEC本部で話し合われています。
  • JPTEC全般に言えることですが、他の試験システム(自動車免許、危険物などなど)と違い、JPTECは完成されたシステムではありません。またJPTEC本部もみなさんと同じ消防職員や医師の集まりです。
  • これからのJPTECを作っていくのは、今受講したあなた、インストをしているあなたです。今の皆さんからの意見が次の時代の改善に繋がります。どのような小さい意見でも寄せてください。できるのなら苦言に終わるのではなく、提案をしてください。

↑これはおっしゃる通りです。JPTEC北海道ではホームページを開設しています。連絡アドレスはこちらですので直接連絡してください。「JPTEC北海道のメーリングリストで提案すればいい」というかたもおられましたが、そちらは普通の人は無理なんじゃないかなと私は思います。理由は「投稿するには勇気が必要」だからです

インストラクターやプロバイダーが所属で浮いているという意見

  • 自分の署では誰にも教えないなんてJPTECの精神に反している。こんなインストがいるから年配者が受講しないのだ(11/21)
  • JPTECの理念も素晴らしいしスキルを覚えるのも大事な事だ。しかし外からは一部の人間だけのJPTEC教みたいなその辺にある宗教団体と変わらないように見えるから、自分は参加するつもりはない。自分は自分なりに勉強して現場で応用しようと思う。
  • JPTECが救急隊員にとって勲章や思い上がりの材料になっていないか。それならば存在価値はない。傷病者のサイドに立つのがJPECの精神のはず。(11/18)
  • 3次救命センターのドクター(世話人)・ナース(インスト)をうまく抱え込み、地域MCなどで目立ためにJPTECは利用されている。勘違いしたナース(インスト)はJPTECをかじっていない消防職員にたいしてはER搬入時には相手の顔も見ずに話をして、小馬鹿にしている感じがする(11/21)

↑習って来たからといって人に教える義務はありません。なぜなら、自分の金と時間で参加しているからです。例えば、自分が将棋のセミナーに行ったからといって、将棋仲間に内容を教える義務がないのと同じです。教える義務がないからこそ、JPTEC人口を増やすためには誰でも気軽に受けれて仲間にも奨めることのできるセミナーであるべきだと思います。
どんな集団でも嫌いな人間は「宗教団体」と陰口を叩きます。思い上がりかどうかはその人の性格によるところが大きいでしょう。思い上がる人は些細なことでも思い上がります。
最後の「小馬鹿にしている」のをJPTECに結びつけるのも誤解です。一緒に汗を流せば親しくなるのは当然でしょう。JPTECが嫌でしたらICLSでも症例検討会でも参加して顔を売れば看護婦さんも顔を見てくれると思います。

世話人と指導に対する意見

  • 世話人は『これ以上増えてしまうと自分の存在価値がなくなってしまう(特に消防職員)』と考え、それを質の維持とか言ってごまかしている(11/21)
  • インストラクターが増えると都合がわるいのか?自分たちのテリトリーを守りたいのか?(11/18)

↑これは完全に間違っています。世話人がどれだけ患者さんとJPTEC全体のことを考えているか、またどれだけ自分の時間を削り小遣いを投下してであちこちでセミナーを作り上げているか知らないからです。端から見ていると、「家庭を大事にしてね」と真剣に思ってしまいます。
また、質の維持はとても重要なことです。電化製品を考えれば分かるでしょう。質を維持するために10月から学科試験が変わったこと自体は私は評価しています。しかし、その試験があまりにも難しいので今回問題提起しました。

 

教える側の態度について:受講生vsインスト

  • アイスブレーキングも、ポジティブフィードバックも目的じゃなくて伝えるための手段であって、これを意識するあまり「現場で活きる」JPTECから外れてしまうことがある(11/19)
  • 冷静に観察するとスタッフ側だけ楽しそうだった(11/18)
  • 受講者が望んでいる「教える側の姿勢」も今一度立ち止まって考える必要がある(11/18)
  • 受講者は楽しもうとはしていない、覚えたいだけ。(11/18)
  • インスト達が盛上げようとしているのが空回り、おふざけに見えた(11/18)
  • プロバイダーコースは指導者の予備校のような感じがする(11/18)
  • 「楽しくなかった」「早く帰りたいと思った」(11/18)

↑インストラクターたちの「盛り上げよう」という意識は時に痛々しいほどです。また、自分が受講した時に、インストの技量が一番現れるのがポジティブフィードバックのときでした。
私個人はアイスブレーキ(受講者の緊張を解きほぐすこと)はいらないし、ポジティブフィードバックも普段はいらないと思っています。ほんとにうまい人には自然に驚嘆の言葉が出てきます。それに、受講者は全員ネガティブフィードバックonlyの子弟制度のもとで育ってきた人たちばかりだと思いますし。まあ、ポジティブは決まりなのでやりますけど。

教える側の態度について:プレインストvsインスト or 世話人

  • あるセミナーでは終了後にプレインストラクターが一箇所に集められ、世話人から「今回は評価のしようがない。スキルを磨いて今のうちに苦労して、その後で立派なインストになって欲しい」で終わり。相手を尊重したフィードバックは世話人には不要なのか
  • 受講者には笑顔を振りまくくせに、プレインスト-インスト-世話人ではがっちり序列があって上意下達そのもの。それって成人教育なのか(11/18)

↑評価の話、これは私も納得いきません。プレとて人の子です。馬鹿にしていたらいつかひどい目に合います。担当だった世話人は反省すべきです。
最後の成人教育は意見を持っている人が間違っています。成人教育は受講者に対してだけです。受講者は1万円持ってくるお客さん。プレインスト以上は従業員です。社長の指示に従いたくなかったら会社を辞めましょう。
世話人→インストラクター→プレインストの教育も成人教育の一環であり、下位の者を育てていくのは上位の者の努めです。少しでもJPTECを普及させようとするなら受講者に大してだけでなく、プレやインストに大しても教育するという観点が必要です(修正11/25, Hさんからの指摘)

プロバイダーコースの敷居の高さについて

  • インストの満足感ではなく、受講者がどれだけ満足できるかでコースの成功は決まるはず。今はコースの本質を見失っている(11/18)
  • 1万円を払ってプロバイダーの認定ももらえなかった人のことを考えると、それでいいの? って感じる(11/19)
  • プロバイダーコースの実技試験も難しすぎです、基本的なことが出来ればあとはこれから出来るようになるだろうに(11/19)
  • 現在のコーススタイルで続けるのであれば、プロバイダー認定基準を下げるべき。(11/19)
  • プロバイダー認定の基準はある程度認識していれば認定できるぐらいが良いと考える。(11/19)
  • インストコースではがっちり幹を教え、最後にインストとしてふさわしいか筆記試験・実技試験を課し、合格すればインストとすればいい(11/19)
  • 筆記試験、これでは救助隊員とか救急資格がない人が閉め出されてしまう(11/18)
  • 受講者の背景(医師、看護婦、救命士、標準過程)で採点基準を変えたらどうか。(11/18)
  • 折角その気になって受講してくれた上司に「再試験ですよ」は,ちょっと。その上司の気持ちを大事にできないだろうか(11/18)
  • せっかく意識が高くなっていたのに、試験が難しくなって結果として本人の意欲を低下させる結果となってしまった(11/18)
  • 学科試験はガイドライン本をすべて読めば解ける…はずなのだが、なかなか頭に入ってこない本だ。(11/18)
  • 筆記試験に合致した講義の導入と、基本的な手技を確かめる内容の実地試験への変更を望む(11/18)
  • 「インストの質の保持」「インストの質の低下」と指導層は口にするが、プロバイダーコースを難しくしたって解決策にはならない(11/18)
  • 高い受講料払っているんですから、コース終了後は受講生がスッキリ晴れ晴れ帰ってほしい(11/19)

↑これらは私と同じ意見です。採点基準を変えるのは煩雑とは思いますが、検討してもいいと思います

プロバイダーコースでのIP(インストラクターポテンシャル:インストへの挑戦許可)認定について

  • JPTECってこんな感じ、っていう、1本の幹を覚えて帰ってもらうことがプロバイダーコースの本分。IPをとってインストを目指す人とは一線を画してもいいと思う(11/19)
  • 一番いいのは、プロバイダーコースとインストの養成は別としてプロバイダーコースは認定基準をもっと下げる。そしてインストラクターコースはプロバイダーが受講可能、でも学科試験はガイドラインを熟知していないとダメ、実技もかなり出来ないとダメみたいなものにしたほうが良い。(世の中で教える立場に立つためには難しい試験をしないとダメなものがほとんど)(11/19)
  • ICLSのようなスタイルでは知識が本当にあるかどうかは分からないのでインスト認定としてはふさわしくない(11/19)
  • プロバイダーコースはプロバイダーを作るコース、インストを作るコースではない。(11/19)
  • IP(インストラクターポテンシャル:インストになれる能力あるよ)ということになると、教えるからにはガイドラインのほとんどを説明出来なければダメだと考える。認識を改めるべきだ(11/19)
  • 一番変なのはインストコースだ。受講者に教えるべき正しい知識や手技を教わるのではなく、ただ「成人教育」を習って、プレインストとしてすぐ受講生を向かい合わされる。自分はすごく戸惑った(11/19)。
  • インストの質にこだわるなら、IP制度は撤廃しプレインストからインスト認定のハードルを高くするというのも一つの方法(11/18)
  • ICLSを見習って、基礎コースからはIPはなくす。指導者を目指すのならその後アシスタント等の自己研鑽を重ねてインストに認定されるようにする(11/18)

↑私はIP制度は廃止してインストコースを刷新すべきだと思います。
現在のプロバイダーコースは「受講し知識を技術を身につける」から「IPを目指す」「インストを目指す」ものに変貌してきたように感じます。「試験に落ちない事前勉強」は今のままでは変わることはありません(追加11/25, yさんの指摘)

注目すべき意見

  • 以前に見た受講者アンケートはプラス評価ばかり。「良かった」「ためになった」で埋め尽くされている。しかし、買い物を例にとると、消費者は不満を製造元には言わない。そっと離れて二度とその会社の製品は買わない。気がつくと売り上げが落ちている。JPTECもマイナス評価を積極的に拾わないと倒産する(11/19)

↑思うに、受講直後のアンケートというのは、終了の高揚感があって悪い面は書かないのではないか。帰路に就いていろいろ思い出して、悪いところや改善点が出てくる。ですから、終了時に既に悪いことが書いてあったらそれはよほどのことだと思います。

先細りになるという意見

  • 初期から指導している責任から近くで開催されれば顔を出すが、「もうJPTECはやめよう」といつも思っている(11/19)
  • JPTECは閉鎖的だ(11/19)
  • いまのままではどう考えても先細りになる(11/18)
  • インストになっても最終的にコースを続けていく人は僅か。そのため今でも殆ど毎回同じスタッフ。負担は大きい(11/18)
  • JPTECの目的は人を選別することではない(11/18)
  • 多分JPTECは普及の時代から質の向上にへと目標を移したのだろう。しかしそれはJPTEC側の都合であって、受講者にははなはだ迷惑である(11/18)
  • JPTECの目的が「救急隊に外傷の標準化を広めPTDの撲滅を目指す」はずなのに、試験などで絞り上げ、結果的に救急隊員の受講者が減る状況になるとはとても辛い。(11/18)

↑世話人など今でも大変なのに、こんなに絞り上げて大丈夫なのでしょうか。自分で自分の首を絞めることになるのでは。今熱意を持って参加してくれる人たちも、生活や環境の変化で出て来れなくなる時期がきっと来ます。

前向きな意見

  • 受講生が何かしら得れるものがあればいいのではないか(11/18)
  • セミナーや実地試験を受けること自体で知識も向上するのではないか(11/18)
  • プレホスのコースですから救命士にはしっくり納得のいくもだろうが、病院勤務者にとってはその評価も視点も変えなくてはならない(11/19)
  • コースが楽しくなかったというのは、インストの問題、コースそのものの問題、そして受講生自身の問題、それぞれに問題因子があり、絡み合っているのでは?と考える。一概にコースやインストの責任とは決められないと思う(11/19)
  • 消防であれ病院であれ、外傷に携わるが知っておいた方がいいことであることは間違いない。一人でも多くの人に受講してもらうように考えるべきである。(11/18)
  • JPTECには良い所もたくさんある。職域、地域を越えた人間とのの意見交換・勉強・交流。(11/18)
  • たとえ不満があって急な変化は望めなくても、JPTECの目標に到達すべく微力ながら頑張って普及して行こうと思う(11/18)

↑これらが本来あるべき意見だと思います。

 

このページでは今まで他では全く触れられていなかったJPTECへの悪口を多く取り上げました。賛同のメールも批判のメールも受け取りました。それらも全てJPTECのためを思ってこそとご理解ください。

皆さんおつきあい頂きどうもありがとうございました。

(2005-11-24 thr)


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