090106日常生活の法医学
評者)うりぼう
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著者 寺沢浩一
岩波書店
¥660+税
★★★★☆4点
法医学について、あなたはどのようなことを知っているだろうか。消防職員(救急隊員)として、私たちはどのようなことを知っておくべきなのであろうか。
本書は、法医学とは何かということを一般向けに平易な文章で解説している。著者は、北海道大学医学部法医学教室教授の職にあり、解剖を日常としている法医学実務の専門家である。
本書は6章から成り、第1章は主に死亡診断書と死体検案書について、第2章では解剖となるケースについて述べられている。第3章と第4章は本書の核心部分となっており、死因の推定、事故死か病死かの判断に関して自験例を呈示しながら解説している。第5章では臨床医学と法医学の関わりについて紹介し、第6章では法医学のこれからと題し、今後の課題について言及している。
著者もはじめに触れている通り、対象読者は一般市民であり、それが故に物足りなさを感じてしまう点もあるかもしれない。法医学の科学としての面白さを、是非続編というかたちで伝えて欲しいと願うところである。
http://ops.umin.ac.jp/
10.5.16/5:49 PM
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