部下たちに動かなくてもいい環境が与えられている

月刊消防 2018年9月号 救急隊員日誌
作)ウルトラマン

彼は小さな体で小さな自転車を起こしていた。

涙なか汗なかはわからない。顔を小さな手で拭いながら漕ぎ出す様子を見ると、こちらまで泣けてきてしまう。補助輪なしというハードルは、保育園児が立ち向かわなければならない代表な壁一つだろう。かくいう私も、補助輪なしで自転車が乗れるようにサポートしなければならないという、父親が抱える代表的な挑戦に挑んでいる。彼が鈍臭いか、教え方が悪いかは分からないが、まともに乗れるまでに2週間くらいかかった。それでも彼部屋に貼られた「たんじょうびまでにじてんしゃにりたい」という目標は見事に達成され、今では「にんてんどうすいっちがほしい」に変わっている。

彼が見事に計画通りに目標を達成できたはいいことなだが、私は今、期限通りに仕事ができない部下に悩んでいる。

総務課から指示された書類を、金曜日までに提出してください」と依頼した場合、あなた職場では、間違いなく全員が提出できると断言できるだろうか。もし断言できるであればそれはとても素晴らしいことだと思うし、是非私にそ方法を教えて欲しい。しかし実際はそうはなかなかならないではないだろうか。提出する部下もいれば、提出しない部下もいる。言われて、ようやく動き出す部下も、3回くらい催促して、ようやく提出する部下も・・・。
行動分析学山下陽平氏は、著書「結果を出すリーダーほど動かない」において、部下が指示どおりに動かない2つ理由を説明している。

一つ目は、「部下たちに動かなくてもいい環境が与えられている」ということ。

期限を守れないは、過去において同じような指示を出された際に、期限までに動かなくても大丈夫だったという体験が繰り返されているからであって、「言われてから動けばいい」という体験を繰り返した部下は、いくら期限を伝えてもそ指示は認識しなくなるらしい。

二つ目は、部下が「自分判断基準で動いていい」という認識を持っているケース。

指示されたことよりも、自分が抱える仕事を優先してしまうだ。認識が定着する過程には、上司に指示をされても、自分判断基準を優先しても大丈夫だったという経験がある。部下は決して性格が悪いわけではなく、能力が低いわけでもない。むしろ、上司に動かなくてもいいというトレーニングをされてきただと・・・。

九九を小学生低学年で覚えたことも、補助輪自転車に乗れるようになったことも、出来るまで先生や親に練習させられたからに他ならない。

仕事も同様に、指示したことができるようになるまで上司は介入しなければならない。と山下さん。他にも、行動分析学視点から部下仕事に無駄なく漏れなく介入する「壁マネジメント」なるもも山下さんは提唱している。私は今まさにそれを職場で実践中なだが、効果が出れば後ほど報告したい。超現場主義書籍なで是非オススメしたい一冊である。

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