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200812_VOICE#53_アンテナを張って仕事をすることの大切さ

月刊消防2020/6/1, p85

アンテナを張って仕事をすることの大切さ

近年、人口減少や少子高齢化は大きな社会問題となっており、岡山県北にある真庭市でも喫緊の課題として取り上げられています。


消防の使命は、地域の安全安心を守ることである。これは言うまでもありませんが、地方公共団体の一員として地域の課題を解決するのは行政職員も消防職員も変わりがありません。

私も入署した頃は、右も左も分からず、ただ目の前の業務をこなす、そんな日々を過ごしていました。しかし、総務課に配属されて以降、市長や議員と話をする機会も多くなり、言われたことをどんどんメモし、最優先で対応することとなりました。


いつしか情報収集が大きな仕事に。それは消防や防災に関すること以外もです。人口減少対策やSDGs(Sustainable Development Goals, 持続可能な開発目標)など、最初は消防の仕事ではないって思っていたことも、服を脱ぎ一市民となれば私自身に影響を与える課題となります。そして地域の人たちと話をするにつれ、地域の課題を解決するために消防も何かしなければと自然に考えるようになりました。
そこで、中山間地域が抱える課題を解決するため、身近な食(普段賄いで作っている消防めし)を通して、防災意識の向上や真庭市への誘客、関係人口の増加を目指した「消防めしがつなげる持続可能なまちづくり~消防士の台所」を開催したところ大変な反響がありました。

この取組を通して感じたことは、情報を集めるにも新しいことを始めるにも人脈はとても重要だということ。人脈づくりは積極的に、そして相手を思いやることが大切です。「小才は、縁に出会って縁に気づかず。中才は、縁に気づいて縁を生かさず。大才は、袖すり合った縁をも生かす」(柳生家家訓、柳生宗矩)との言葉もあります。人の感覚は違い、アンテナの向きもそれぞれ違います。年齢、性別関係なく、色んな立場の方と話をすると考え方が広がります。

私たちは消防という職業ではありますが、それだけでなく、自分の住んでいる地域を改めて見つめ直してみるのはいかがでしょうか。今できること、やらなければいけないことがきっと見えてくると思います。

まずは、アンテナ張って目を開くことから始めましょう。最近は目を開いているけど見ていない、また見ないようにする風潮があると感じています。仕事に限らず何事にも好奇心を持って臨んでほしいと思います。

最後に、仕事は楽しくです。高いハードルを目指すのではなく、まずは自分がやってみたいこと、ワクワクすることをやりましょう。と同時に、今の業務に全力を尽くし、しっかりとした成果を出すことを期待しています。

執筆者

氏名黒田茂樹(くろだしげき)
所属真庭市消防本部総務課参事
出身地岡山県真庭市
消防士拝命平成8年4月
趣味野球、マラソン

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