230115書評★★★★老子

 
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書評

月刊消防 2022/06/01, p87

CES-66

 

老子
8)  著者 蜂屋邦夫
9) 発行所 岩波文庫
10) 値段 1,130円(税別)
11) 星5点満点 ★★★★4点

短い言葉で説明するなら、「水のように柔軟に謙虚に生きよ。自己を空っぽにして人々や物事に抗うな。」という内容である。階級という星の数だけで優劣を判断しがちな消防という世界。必要な厳しさと言えるかもしれないが、むしろ弊害の方が目立つようになってはいないだろうか。“あいつより優っている”とか、“あいつは劣っている”とか聞くに耐えないし、とても面倒くさい。そんな時は本書「老子」に目を通してみると良い。平和的で、素朴なあり方、考え方、謙虚さを説くこの老子の思想は、もう一度見直されてもいいのではないだろうかと思う。曲がっているからこそまっすぐにでき、窪んでいるからそこ水を貯めることができ、破れているからこそ新しくすることができ、少なければ得られるものが多いということである。だからこそ善人は悪人の師となるし、悪人もまた善人の師となるのである。安心して欲しい。見た目に反して、この本は決して難しくない。(398字)

 
 
 

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