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200301_VOICE#48_何事にもチャレンジ

月刊消防2019/1/1号


何事にもチャレンジ

近代消防 2019年8月号 p84-67 救急活動事例研究 29 豊後高田市消防本部における自動心臓マッサージ器の使用...
月刊消防2019/1/1号 何事にもチャレンジ  平成7年4月に消防吏員を拝命し、間もなく25年の月日が流れようとしています...



 平成7年4月に消防吏員を拝命し、間もなく25年の月日が流れようとしています。私が救急救命士を目指したのは25歳の時。消防職員意見発表会の演者として、『私は救急救命士になる』と熱弁してしまいました。漠然とした憧れから現実のものとなる、ターニングポイントになりました。

 希望が通り、30歳の時に救急救命九州研修所へ派遣。そして31歳で晴れて救急救命士に。目標とする資格取得がかなった瞬間でありました。

 研修所で仲間との訓練や勉強を通し、継続することの重要性を痛感した私は、資格取得後、まずは救急救命士のモデルでもある、アメリカのパラメディックを経験したいと、消防本部に直談判し、1週間ではありますが、ラスベガスでのパラメディック研修に参加することが出来ました。

 そこでの研修では、同乗実習もあり有意義なものでありました。なかでも衝撃を受けた事柄は、市民からの尊敬の念。そしてパラメディック資格更新の内容でありました。パラメディックとしての任期は3年。その3年間に各種資格(ACLS等のプロバイダー等)を更新していくものでした。そこには質の担保という概念があり、日本風に言えばパラメディックとしてのお墨付き頂くようなものでありました。

 研修での経験をどう生かすか自問自答し、その答えとして何事にもチャレンジすることで、自分のスキル・知識を広げてゆく。そう決心しました。

 チャンスというものは意外に身近にあり、パラメディック研修終了直後、PTCJ(現JPTEC)やICLSの研修会が開催。受講することでさらに意欲が湧き、インストラクター資格取得、さらには全国救急隊員シンポジウムや各種医学会などにも積極的に参加するようになりました。

 人には、それぞれの人生があり、それぞれの考えがあります。しかし、チャレンジをし続けなければ成長はしないものと思います。ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後に29件の軽微場事故があり、さらに300件の事故になっていない、いわゆる『ヒヤリ・ハット』があると言われております。わたしはこの法則はチャレンジにもつながるものと考えております。すなわち、身近にある小さなチャレンジを繰り返すことで、大きな成長を得るのではと。

 自分にはできない。無理だと断言する方もいます。それはもしかしたら、自分を過小評価しているかもしれません。できる・できないを評価するのは自分ではなく、他人がするものであります。まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。消防業務に関するものだけでなく、身近なことで一般の方と一緒に活動することなど、探せば気づいていないことも多くあるかもしれません。チャレンジすることで、コミュニケーション能力や時間管理能力など、身につくことがあり、そのことが業務に通じるかもしれません。

 私自身、48歳となりだんだんと注意してくれる方、指導してくれる方が少なくなってきました。年齢とともにプライドが邪魔して、素直になれない自分が存在します。だからこそチャレンジを忘れないようにしております。今年度から新たなチャレンジとして、高校野球の審判員となりました。一から指導していただき(中には私より若い方から指導を受けます)、いつかは県予選での主審をと感じております。いまでもチャレンジできるんだと感じております。

 チャレンジなくして成長はない。若いうちに、多くのチャンスをものにし、チャレンジし続けてほしいと思います。

プロフィール
氏 名  都甲 卓樹(とごう たかき)
所 属  豊後高田市消防本部 警防課救急係 総括主幹
出身地  大分県豊後高田市
消防士拝命年  平成7年4月
救急救命士合格年  平成14年
趣 味  バイク 野球(審判) 
     救急(自宅にはAED・バックボードなどを配備しています

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