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200820救急隊員日誌(193) いままで避けてきたこと
月刊消防2020/5/1, p80
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「いままで避けてきたこと」
210114最新救急事情(218-2) 新型コロナ:ステロイドだけが有効な薬
プレホスピタルケア 2020/10/20日号 p89最新救急事情(218-2)新型コロナ:ステロイドだけが有効な薬今月号も2記事とも新型コロナ関連である。世の中新型コロナを中心に回っているので容赦していただきたい。なにせ、一般市民の心肺蘇生...
201127最新救急事情(217-1) 新型コロナウイルス感染症のワクチンが欲しい
プレホスピタルケア 2020/8/20日号 p88最新救急事情(217-1)新型コロナウイルス感染症のワクチンが欲しい新型コロナウイルス感染症は国を挙げての封じ込めに加えて、高温多湿を嫌うコロナウイルスの特性から、現在はかなり下火になってき...
200913新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る 救急隊員の感染防止対策 (留萌消防組合消防本部)
近代消防 2020/7月号, p68-74200913新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る 救急隊員の感染防止対策 (留萌消防組合消防本部) 感染者(疑いを含む)を搬送する場合の標準予防策(1)覚知から出動まで通常、救急隊員が...
200909まだまだ気を抜けない 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (旭川医療センター病理診断科 玉川 進)
近代消防 2020/7月号, p65-67まだまだ気を抜けない 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (旭川医療センター病理診断科 玉川 進)新型コロナウイルスは患者数は減少傾向ですが患者発生は続いています。近代消防2020年5月号...
200901新型コロナウイルスと消防 ―二次感染をどう防ぐか?―(2)救急隊の感染防止対策 ―留萌消防組合消防本部―
Jレスキュー 2020年7月号特集新型コロナウイルスと消防―二次感染をどう防ぐか?―(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments....
200617知っておきたい マスコミではあまり取り上げられない 新型コロナウイルス(COVID ‐ 19)情報 (旭川医療センター病理診断科 玉川進)
近代消防 2020/5月号, p69-73知っておきたい マスコミではあまり取り上げられない 新型コロナウイルス(COVID ‐ 19)情報 (旭川医療センター病理診断科 玉川進)近代消防新型コロナウイルス:マスコミではあまり取り上げられな...
210102_365日健康でいる_感染を予防するためにとるべき行動とは
第三文明 2020/10月号, p60-6268-74(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c...
この原稿を書いているのは4月だが、この時期は新型ウイルスの影響でどこも戦々恐々としている。全国に緊急事態宣言が出され、マスクや消毒用アルコールは在庫が尽きはじめた。救急車の受入が困難となった医療機関も増え、医療崩壊も問題視され始めている。この記事が掲載されるのは6月号だが、どうか収束に至っていてほしいと切に願う。
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記憶に残っているのは2002年頃から流行し始めたSARSだ。これはSARSコロナウイルスによるもので、封じ込め宣言がされている。最近では、2009年に新型インフルエンザが騒がれた。2014年当たりからは、これもまた新型コロナウイルスが関係してMARSが流行し始め、こちらもウィキペディアによると収束の目途はたっていない。
新しい感染症が流行する度に救急車に防護衣が配備されおり、私の乗っている救急車には、「SARS用防護衣」「MARS用防護衣」「新型インフルエンザ用防護衣」とゴーグルやN95マスクがそれぞれ積載されている。毎月資機材の点検はするのだが、“たくさんあるけどどうやって使い分けるの?”と月日が経つにつれて記憶が曖昧になり、“さあ?結局、着たことないしね。”と誰も問題視せずに流れてしまっていた。そしてこの4月。てんやわんやである。せっかく配備していたゴーグルは劣化して前がほとんど見えないし、穴の開いた防護衣もたくさん見つかるありさま。結局在庫はいくつあって、今回の新型コロナで使えるものはどのくらいあるのかを把握するので一苦労。中には救急車に積載せずに倉庫に押し込んでいる所もあった。組織としても私自身としても、危機管理能力の低さに愕然としたこの4月であった。毎日使う資機材ではないにしても、緊急機関の職員である消防吏員は、その用途、機能くらいは把握しておくのが通常のはずである。「いまままで避けてきた」報いは突然やってきてしまった。
この教訓を生かして、今年のテーマは「いままで避けてきたことをやってみる」にしようと思う。例えば予防業務。これまで予防の業務に携わることはほとんどなかったし、危険物だってきっと初任科生の方がよく知っているのではないかというレベル。火災原因調査を最後に担当したのはいつだっただろう・・・。これも着手しなければいけない。そしてなかなか手がつけられない特殊災害の分野。この資機材を使う日はきっとこないだろうと思うような災害も、新型コロナウイルスのような集団災害の分野も、ここをチャンスに積極的に取り組まなければならない。
これまで担当するチャンスがなかったかといえばそれは嘘だ。私が避けてきたことは、私が「嫌いだ」と思っていたり、「苦手」と感じていることなのだ。頭のどこかでは“やった方がいい”と思っていても、結局は自分の気持ちが原因でブレーキしているに過ぎない。敵は理不尽な人事異動でもパワハラ上司でもない。「自分の敵はだいたい自分」なのである。
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